江戸の物価や夜の生活を学ぼう

今、江戸時代がブームです(僕の中で)

ドラマや映画でも取り上げられる事が多い江戸時代

何となく楽しそうな印象がある江戸時代

知っている様で知らない江戸時代

例えば、以下の様な事柄を知っているだろうか?

江戸時代の物価ってどんな感じ?

江戸時代って何食ってたんだよ?

よ、夜の方はどうだったんだい・・・・?

江戸時代の数学ってどんな感じ?

ここら辺について書かれた本を4冊読みました

面白かったからさらっと紹介します。

江戸時代の物価を知ろう

例えば、江戸時代が舞台の物語を観た時

昼飯の代金や、酒の値段。

家の家賃はいくらぐらいだったのか気になった事は無いだろうか。

この本では、それらを現在の貨幣価値に直すと何円位になるのかについて書かれている

※1804年~1929年を中心にした年代の物価なので多少のずれは大目に見てね

江戸の貨幣制度と、現在の貨幣価値への変換

まず最初に江戸の貨幣制度について知っておかなければならない。

江戸で通用した貨幣には金・銀・銭 の三種類があり、それぞれが独立して通用していた。

言わば、円・ドル・ユーロが流通していたようなもので

互いの交換レートはその時々の相場で変化した

1609年に幕府が 金1両=銭4000文=銀50匁 って公定相場を定めたんだけど

火事とかなんやかんやで色々あって、公定相場を保てなくなり

※本には詳しく書いてあるよ

1809年には金1両=銭6400文=銀65匁まで下落し

この本ではこのレートを採用している。

んでもってさらにこれを現在の貨幣価値へ変換すると

金1両=銭6400文=銀65匁

1両=4分=16朱

銭1文=20円

銀1匁=2000円

金1両=128000円

1分=32000円

1朱=8000円

となる。

因みにこの本ではここの両替の根拠については詳しく書かれていない、なぜだ

ま、まあいいや。

江戸時代の大工の年収を知ろう

1818年から1829年の都市と農村の暮らしぶりをまとめたものに

栗原柳庵の「文政年間漫録」がある

それによると

大工は職人の中では最も高給取りで

一日の手間賃が 4匁2分(8400円)+昼飯代が1匁2分(2400円)の合計5匁4分(10800円)

ぐらい貰っていたらしい。昼飯代が2400円って、結構貰ってるじゃないか。

当時は旧暦で1年が354日、正月休み等を除くと年間休みが60日程(少な!)

労働日数は294日となるので

10800円×294日=年収約317万円

317÷12=26万4000円

となる。

どうだろう、結構貰っている気がしてこないだろうか。

因みに、この時代の一般的な住居である長屋は

家賃が月2万円と、今の価値観からすると破格の安さだったから・・・・

月26万円の給料の内、家賃2万円

東京なのに家賃2万円!!

なんだろう、ちょっと羨ましい!

ま、その代わり食費に掛かるお金が今よりもはるかに高いから、そこらへんを加味すると、今とそんなに変わらないのかもしれないね。

この時代に俺のご先祖様が江戸で土地をゲットしまくっていたら俺は今頃・・・・

江戸時代の食費は?

タイトルにもなっている通り、江戸時代は卵が1個400円!

だけど納豆は80円 今とそこまで変わらない。何故だ

マグロは当時、下品な食べ物とされていたため、あんまり人気が無くて

500円くらいで家族3人程度ならおなか一杯食べる事が出来たとか、マジか

他にも 屋台のそばや、居酒屋で飲むお酒の値段も書かれている。

何だろう、これぐらいの値段だったら、多分江戸で年収300万もあったら

結構余裕を持って暮らせるんじゃないか?

花魁と遊ぶ為にはいくらかかるのだろうか?

吉原で第一級の遊女、花魁と遊ぶ為にはいったいどれくらいかかるのだろうか?

一説によると 花魁の揚げ代(遊ぶのにかかるお金)は大体12万8000円

お、意外に安いじゃん?

と、思いきや、花魁と遊ぶ為には

まず引手茶屋に上がり、花魁を呼んで貰う

そこで芸者を上げ、宴会を開く

この費用が、茶屋や芸者へのチップも含めると結構な値段になってしまうのだ

そしてやっとこさ花魁と会えても、初回は顔合わせのみ、口もきいて貰えない

2回目に会った時は裏を返す といい、少し近くに寄ってもらえるが、、、、それだけ

3回目でやっとなじみになり、会話が出来る様になる。

その時にご祝儀のチップを払い、やっと床入りという算段になる

つまり

12万8000円×3+宴会代(宴会は1回だけだったとか)+ご祝儀で・・・・・

おお、結構いっちまったね

多分普通のサラリーマンじゃ到底無理だな。

※俺は絶対無理

まぁ、それ故に上位の遊女はテクが素晴らしいだけではなく

和歌を詠み、琴を弾き、大名との会話についていけるだけの教養もあったそうな。

まだまだあるよ、江戸の物価

江戸時代に病気になった時の医療費は?

歌舞伎のチケットの値段はいくらぐらいだろう

お伊勢参りに行った時の旅費はどれくらいだろう?

何となく気になる値段が色々載っています。

今とあまり変わらない物から

今の価値観からすると高すぎる物まで。

すらすらっと読めてしまうのでお勧めです。

江戸時代の食文化を知ろう

江戸の庶民たちに人気があった、すぐ腹の足しになる食べ物

てんぷら、すし、そば、ウナギのかば焼き 等は

いずれも屋台売りから始まっており、いわばファーストフードであった

この本では、庶民の味であるファーストフードがいかにして日本料理に進化したのかが

書かれている。

意外と皆が食を楽しんでいた江戸時代

なんとなく、庶民は貧しい物を食べていたイメージが無いだろうか

俺は正直ちょっとだけあった

だけれども、この本を読んでいるとそんな感じはあまりしない

多くの町人たちは、給料から小銭をためて

休暇や祭りのたびに街に出かけて買い食いを楽しんでいたらしい。

今と違ってそこまで娯楽が無いので、屋台での食べ歩きは人々の楽しみの一つだったようだ。

江戸庶民に人気の食べ物10種類

この当時、庶民に人気があった食べ物は一体何だろうか

この本によると

てんぷら、そば、寿司、ウナギのかば焼き

柳川鍋、ようかん、初ガツオ

奈良茶飯、佃煮、浅草のり

この10個が江戸庶民に人気のあった食べ物らしい

結構いい物食べてるよな、羨ましい。

因みに、てんぷらは今とちょっとスタイルが違っていて

江戸前の魚を揚げて、その揚げたてを串にさして

大根おろしと天つゆにつけて食べたとか

食べ歩きの屋台から始まったから

食べやすい串刺しのスタイルになっていたんだねぇ

しかもまた材料が豪華なんだよ

江戸前の魚介類をふんだんに使っていて

多分今、同じものを食べようとすると結構な値段がするんじゃないかな?

江戸時代でも温室栽培をしていた?

屋台でのファーストフードの事だけじゃなく

市場で売られている食材についてもちょっと書かれている。

なんでも、八百屋さんでは

野菜丸ごとだけじゃなくて、家で切らなくてもすぐ使えるように

予め使いやすい大きさにカットした、今でいうカット野菜の様な売り方をしていたとか

さらに、作り手の農家も

季節外れの食品を出して、少しでも高く売るっていう

今と全く変わらない努力をしている。

そのために畑を和紙で囲って、中で炭火を焚いて温室を作り

少しでも温度が上がるようにして、促成栽培をしていたとか

効果があったかどうかは知らないが、江戸時代の人も現代人も考える事は一緒なんだなと

江戸時代の夜の生活を知ろう

春画を通じて江戸の文化を見ていくことであり、愉しむ事がこの本の目的である。

結論から言っちゃうと、江戸時代 というか昔から人間はこれっぽっちも進化してないんだなという事が学べる。

江戸時代の夜の生活は、今と比べてどんな感じなのか

春画から学んでみよう。

といいつつも、この本の内容をそれなりに詳細に書くと

なんか色々とひっかかってしまいそうだからぼかした書き方にします笑

春画に書かれている文章が凄い

 

 

春画には絵だけではなく、文章が書かれている事も多いんだけど

この本はその文章を逐一現代語に訳してくれます。

それが、なんというかこう、生々しいんだ笑

今のそういう本や映像ではなかなか出会えない言い回しなんだけど

だけど何となく内容がわかってしまう所が

「ああ、人間って根元の所は進化していないんだな」と再認識できます。

詳しくは書かないけど、味について書かれている箇所があるんだ

何の味かって?そこらへんはご想像にお任せするけど

男性諸氏は味わった事がある人も多いと思う。

※女性は、女性同士でそういう事をしない限り中々味わうチャンスは無いと思う

江戸時代の頃から味は変わっていないんだねぇ、当たり前だけど。

他にもあるよ、春画から見る江戸の夜の事情

何故、春画に描かれている男のアレはあんなにデカいのだろうか?

江戸時代にもあった、大人が楽しむ玩具と薬

吉原のプロの方々について。

江戸時代のそこら辺の事情を絵付きで知れる珍しい本なので

興味がある方は読んでみるのは如何でしょうか。

和算を学ぼう

で、でたー、ブルーバックス

因みに和算というのは以下を参照してください

和算 – Wikipedia

皆さんは、算額という物をご存じだろうか

主に江戸時代に、神社仏閣へ奉納された、数学の問題が記された絵馬の事である。

算額が掲げられた目的は主に4つ

・問題が解けたり、数学の腕が上がった事を神仏に感謝する

・数学の研究発表の場として活用する

・自分の流派の宣伝をする

・慶事を記念して奉納する

今では考えにくいけど、江戸時代にはこの算額がとても盛んだった

この本では

現存する物を含め、記録に残る算額の中から興味深い28題を選び

当時の解法と対比しながら解説を加えてある。

つまり、今のやり方と、和算のやり方

どっちも解説してあるのだ。

一回自分で解いてみて、和算の解説を読んだ後に

和算の解法で解いてみるのがオススメ。

へー、こんな解き方があるんだ。と学べるよ。

例題1 互減術

狐が種をまく

その石数はわからない。

ただし、1斗8升ずつまいても、2斗6升ずつまいても

余りは出なかった

総石数はいくらか?

現代の解法

要するに、最小公倍数を求める問題だ

ちなみに

10升=1斗、10斗=1石 なので

全てを升で表すと

1斗8升=18升

2斗6升=26升

18と26の最小公倍数は

234

よって答えは 2石3斗4升

和算による解法 互減術

和算では最小公倍数は別の出し方をした

その方法を互減といって

やり方は

ってごめん、ここに記すには余白が小さすぎるわ

と言うわけで、江戸時代の数学に触れてみたい方は是非とも読んでみてはいかがでしょうか。

代数の問題、幾何の問題が満遍なく収録されているよ。

俺はどっちかっていうと代数の方が好き。

因みに解く時は紙とペンは必須だと思われます。

それでは、江戸時代に関する本4冊

興味がある方は読んでみては??