ジョンナム氏を殺害したと言われている北朝鮮の秘密警察「国家保衛省」について調べた

正男氏殺害の容疑者「4人は秘密警察」 韓国国家情報院 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

何をやっているかわからない国の、さらに何をやっているかわからない組織だけど

頑張って調査してみた。

秘密警察

アニメや漫画やゲームで聞く位だよ

名前だけ聞くと相当おっかない組織だぜ

北朝鮮の警察組織について

 

ざっくり言うと北朝鮮には警察組織が2種類ありますと

警察と秘密警察の2種類

何が違うのかっていうと扱っている案件がちょっと違くて

普通の犯罪を取り締まるのが警察

政治犯等を取り締まるのが秘密警察

んで、この2つの警察は実は所属している組織も違ってて

警察が 人民保安省の管轄

秘密警察が 国家安全保衛省の管轄

ややこしいけどこんな感じになっていると。

図にも書いてある通り、普通の刑事犯罪で逮捕されても、判断によっては秘密警察預かりの案件になってしまう。

そうなってしまうと

通常の刑事犯罪だとただの労働鍛錬送りの所

政治犯になると国家安全保衛省が管理している強制収容所送りになってしまうので

扱いには天と地ほどの違いがあるのだ。

秘密警察は普段何をやっているのか

大体が国民の監視です

国家の安全の保衛の為に国民を監視するってのがもう北朝鮮の恐ろしい所だよね

言論の自由なんてあったものじゃない

ラジオエレバンのここら辺のジョークを思い出すよ

Q: ソビエト連邦では、通信の秘密はありますか?
A: 原則としてあります。ただし、反ソ的な内容を含む郵便物は配達されません。

Q: 党を批判することは可能ですか?
A: 原則として可能です。しかし、誰だって自分の家で暮らす方がいいでしょう?

Q: 我が国の強制収容所では待遇が非常によいというのは本当でしょうか?
A: 原則としてその通りです。5年前に当放送のリスナーが真偽を確かめるため調べに行き
そこがとても気に入ったので、いまだに帰って来ません。

Q: アメリカとソ連の間の言論の自由についての憲法の違いは何ですか?
A: 原則として違いはありません。
しかしアメリカではスピーチの後の自由も保障されています。

エレバン放送 – Wikipedia こういうのばっかだから好きな人はハマるかも

話はそれたけど

普段秘密警察は、一人につき50人位の情報員を従えて

情報員は一人当たり20人の国民を監視しているとか

つまり、秘密警察一人で1000人の国民を監視している事になる。

これが多いのか少ないのかは何とも言えないが

余談だけど、1960年代に東ドイツが発行した外交電報には

北朝鮮の締め付けは異常に厳しいと書かれていたとか

※因みに東ドイツも、国民が秘密警察に監視される監視社会で、政治犯も居た

秘密警察に逮捕されたらどうなるのか

 

 

逮捕されると強制収容所送りとなります。

ま、ここら辺を読んで貰ったら大体の内容はわかると思うけど

中に入ったら過酷な労働、暴力、拷問ってのが日常だと

普通の感覚では絶対に入りたくない場所だよな

んでもって、政治犯で捕まった場合は

連座制っていう制度があって

逮捕された人の親、子供、家族、親戚まで一緒に収容所に収監されてしまう可能性がある

北朝鮮で政治活動をやるってのは文字通り命がけなんだ

しかも自分の命だけじゃなくて、家族の命も賭けないといけない

あんな状況なのに体制が崩壊しないのはこの厳しい制度が原因なんじゃないのかなと思う

仮に、誰にも密告されずに反体制運動を始める事が出来たとしても

国民の大多数を味方につける事は出来るのだろうか?

周りの人は秘密警察を恐れて協力してくれないんじゃないだろうか??

因みに北朝鮮的には

「全人民が一致団結してるし、そんな国に政治犯なんていないから、だから強制収容所も無いんだよねー」

って感じで公式には収容所の存在を認めていないよ

何故キムジョンナム氏は秘密警察に狙われたのか?

国家安全保衛省、秘密警察は、主に国民の監視、スパイ摘発を担っている組織である

キムジョンナム氏を生かしておくと何か現体制に不都合な事でもあったのだろうか?

あったんだろうなぁ。

 

参考文献

【北朝鮮情勢】「国家安全保衛部」の名称変更 「国家保衛省」に – 産経ニュース

北朝鮮の憲法、歴史、現在の体制までが詳しく書かれているまさに入門書でございます