キム・ジョンナム(金正男)氏を殺したVXガスから身を守る方法を調べた

毒で死ぬのはちょっと嫌だなぁ

なんて思いつつも、日本でもVXガスによる殺人事件なんてのはあったり

サリン事件なんていうのもあったりしたから

今の時代、毒ガスで自分が死ぬ可能性がまるっきり0って事は無い と思う

そんなわけで、ちょうど今話題のVXガスから身を守る方法について調べた

VXガスの特徴について

化学名とかはややこしいので割愛するけど

・VXは室温では無臭の琥珀色の液体

・室温では水に溶けにくい

・戦争で使われていた時は ミサイルや砲弾に詰めて使用された

ガスと言いつつ、実は液体だった

因みに蒸発してガスになった際の比重は空気より重いから

塹壕とかに放り投げると効果的だったらしい。

粘度が高いから、溶剤にとかして散布する事も過去はあったとか。

ちなみにオウム真理教の犯行グループはVXを注射器につめて散布したらしい。

キム・ジョンナム氏 神経性毒ガスで殺害か VXの可能性も | NHKニュース

今回のこの金正男が殺された事件も、VXを注射器に詰めて注入したとか

矢のような物に付着させて刺したとか言われているけど

これはVXが実は液体だから出来る技で、実際に毒ガスを散布したわけでは無さそう

実際はゴム手袋に塗布した物を顔につけた様ですね。

付けた本人も体調不良を起こしたとか。

VXガスの毒性について

毒の強さを表す指標にLD50ってのがある

LD50とは 半数致死量(lethal dose 50) の略で

この量を投与された動物の半数が死ぬと予想される量の事

んでもって、この指標は「LD50が10mg/kg」であるっていう風に使用される

これはある動物に1kgあたり10mg投与すると、投与された動物のうち半数が死ぬ

っていう事

だから、この値が小さければ小さいほど毒性が高い

例えばLD50が10mg/kgってことは、体重50kgの人に例えると

10mg×50=500mgの量を摂取すると、死ぬ可能性が50%って事

因みに500mg=0.5gです

つまり絵にするとこういう事

VXガスのLD50値はどれくらいなのか

VXガスのLD50値は 15.4μg/kg です!!(マイクロはミリの千分の一)

いや、こんなんじゃわかんないよね

多分マンガとかで相当有名な毒である 青酸カリ

コレのLD50値が 10000μg/kg

VXガスは、青酸カリに比べて約1/650の量で死に至る可能性がある

VXガスの圧倒的な危険さが分かってもらえたかなぁと思う

因みにオウム真理教の事件で有名なサリンのLD50値は420μg/kg

あの凶悪な毒ガスのサリンと比べても、文字通り桁が違う

VXガスは、一滴でも皮膚に触れると死に至る可能性がある

VXガスを投与された時の症状

皮膚から良く吸収され、中毒を起こす

この場合は中毒症状が発生するまで数分の潜伏期間がある

これは皮膚から吸収されてから血液を通して全身に広がるまで時間がかかるからで

直接注射器などで投与されたであろう今回のケースは、一瞬で症状が発生したんじゃないかな?

ゴム手袋で顔に付けられたと。

顔の皮膚や粘膜から吸収して倒れこんでしまった様ですね。

症状の簡単なまとめは以下

軽い場合 意識障害や痙攣

重い場合 いきなりけいれんを起こして倒れて心肺停止

軽い場合でも意識障害を起こし、運よく生き残っても7日間くらい意識障害が続くとか

そして、徐々に回復するんだけど、途中で幻覚が見えたり、興奮したりする精神症状が出現するらしい

恐ろしい毒だよ

VXガスが皮膚に付着した場合の対応

直接投与された場合はアウトだけど、皮膚に付着した場合の対処方法はあった

皮膚から吸収されやすいから、もし付着した場合には次亜塩素酸ナトリウムを用いて

水洗するのが良い との事

だけど、いきなりかけられたらもうどうしようもないし、次亜塩素酸ナトリウムなんて常に持ち歩いていないよなぁ。。。。

ま、一応こんなのを見つけたけど、、、ノロにも効果あるみたいだから

良かったらどうぞ

というかかけられた物がVXガスなんて素人には判断できないし、なかなか難しい

素人が生半可な知識で対応するのも良くない

あくまで豆知識として、頭の片隅に入れておくぐらいにしておこう。

 

参考文献

色んな毒の種類、歴史、対処方法などが詳しく書いてあるので、興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか。

毒 青酸カリからギンナンまで は割と軽い内容で

へー、身近な食べ物にこんな毒があったのかー

みたいな本で読みやすくてオススメです

生物兵器と化学兵器

は前半は毒ガスの種類、対処法について

後半は生物兵器の歴史、戦場やテロで実際に使われた事例 等を細かく書いています

そこらへんに興味がある方には非常にオススメ

それでは!